レーザ加工機

FT-250

パイプ用 高速 ファイバーレーザ加工機
  • レーザ発振器 Mazak SmoothCUT 6.0 kW を搭載
  • 長尺パイプ・各種形鋼の高速・高品質加工を実現
  • タップ加工・ドリル加工(オプション)を1台に集約することで生産リードタイムの短縮が可能
  • 連続加工を可能にする豊富な搬入・搬出の仕様展開
  • 操作性の高いCNC装置 SmoothTUBE を搭載

各種パイプの高品質・高生産性加工を実現

U軸制御による高速・高精度の切断

最大ワーク寸法Φ254 mmの丸パイプ、203.2 mmの角パイプに対応。*
標準搭載の3次元レーザヘッドにより、開先加工も可能です。軟鋼、ステンレス、銅、真鍮、アルミなどのさまざまな材料を高速・高精度に加工します。

* Vサポートコンベヤ式ローダ(オプション) 選択の場合の数値です。

C軸制御によるH形鋼の高品質切断

C軸制御とトーチの直線軸移動の同期によって、H形鋼、I形鋼、 L形鋼などの加工が可能です。形鋼の接合部を組み合わせる複雑形状の高精度加工も高品質な切断面で実現します。

量産加工の生産性を向上する工程集約

ドリル加工、タップ加工に対応した回転工具ユニット

オプションの回転工具ユニットには、ドリル加工、サーマルドリル加工、タップ加工、皿モミ加工に適した工具を取り付けることができます。

ドリル加工
サーマルドリル加工
タップ加工
皿モミ加工*

* オプションの皿モミ機能が必要です。

パイプ加工における生産リードタイムを短縮

従来のパイプ加工における工程を集約することで工程間移動、待ち時間、段取り作業時間などを短縮し、一台で全加工を完結。生産リードタイムを短縮します。

従来のパイプ加工との比較

従来の工程
1 : ノコ盤による切断
2 : ブランク加工
3 : グラインダによる開先加工
4 : ドリル加工
5 : タップ加工

A : FT-250に工程を集約し、一台で全加工を完結

ft_process_integration_001

パイプ量産加工の完全自動化と生産性向上を実現する自動化機能と機械設計

素材を自動搬入・搬出するバンドル式ローダをはじめ、倣い量の補正設定やノズル清掃などさまざまな自動化機能の搭載し、パイプ量産加工の完全自動化を促進します。

段取り・操作エリアの拡張

FT-250はオペレータのアクセス性と効率性を考慮し、メンテナンスエリアをCNC装置の隣に配置しています。機械前面にあるアンローディングコンベアのカバーはスライド式で開閉するため、爪の交換などの段取り作業をよりスムースに行えます。

選択可能なローディング構造で長時間の連続加工を実現

大量にパイプをセットできるバンドル式ローダから素材を自動搬入し、アンローダから切断ワークを自動搬出します。
手動搬入装置により、形鋼や突然の割り込みワークの対応も可能です。
Vサポートコンベヤ式ローダは異なる種類の形鋼を生産スケジュールに合わせ、素材供給を可能にするローディングシステムです。
最大5本までの素材を自動で供給可能で、多品種少量生産を可能にします。
お客様の生産体制に合わせてバンドル式ローダとVサポートコンベヤ式ローダを組み合わせて設置することもできます。

Vサポートコンベヤ式ローダ(機械前面)
バンドル式ローダ(機械背面)

高精度・高付加価値を実現する多彩なオプション

ft250_option_001
ワークセンタリング補整

パイプ素材の外径寸法をレーザ計測して素材の歪みを自動補正します。

ft150f_option_002
ビジュアルシームロケータ

機上でパイプの溶接シームを検出することにより、シームを考慮した角度割り出しが容易です。

ft150f_option_004
ワークスパッタガード

パイプ内面のスパッタ付着やレーザによる裏焼けを防ぎ、ワークの品位を保ちます。

操作性が大幅に向上したパイプ加工用CNC装置を搭載

パイプ加工専用 新世代CNC装置 SmoothTUBE

CNC装置 SmoothTUBEはパイプ加工に特化した新しいGUI(グラフィカルユーザインタフェース)により、従来のCNC装置と比べて操作性が大幅に向上しました。タッチスクリーンの21.5インチ大型液晶デュアルモニタを採用。CNC装置上でスケジュール運転の条件設定の変更や再加工プロセスを簡単に実行できます。1つの画面で生産の流れを完結できる画面構成とシステム連携により、効率的なパイプ加工を支援します。

smoothtube

マシンモニタとグラフィックメニュー

上部モニタはドアの開閉状態や機器の状態が一目で分かる3D表示のマシンモニタと、トーチや機器の操作メニューを開くグラフィックメニューでパイプ加工機の操作をサポートします。さらにスケジュール運転の進捗状況を確認することも可能です。

加工プロセスを完全支援

下部モニタは生産スケジュール作成から加工までのプロセスを支援します。加工プロセスは1画面で完結。新GUIにより直感的な操作が可能です。またCNC装置でスケジュール運転の条件設定を変更し、選択した製品から加工プログラムを自動生成することができます。

FT-250(バンドル式ローダ仕様)
丸パイプ
最大加工寸法
Φ152.4 mm
角パイプ
最大加工寸法
□152.4 mm
最大搬入長さ6500 mm
~ 8000 mm*
発振器出力6.0 kW
FT-250(Vサポートコンベヤ式ローダ仕様)
丸パイプ
最大加工寸法
Φ254 mm
角パイプ
最大加工寸法
□203.2 mm
最大搬入長さ6500 mm
~ 12000 mm*
発振器出力6.0 kW
FT-250(バンドル式ローダ仕様 + Vサポートコンベヤ式ローダ仕様)
丸パイプ
最大加工寸法
Φ254 mm
角パイプ
最大加工寸法
□203.2 mm
最大搬入長さ6500 mm
~ 12000 mm*
発振器出力6.0 kW

* オプション

カタログダウンロード

本カタログは、予告なく変更・改訂することがございますので、予めご了承下さい。市場により、販売形態が異なる場合があります。

製品に関するお問い合わせ

製品情報・お見積もりなど、製品に関するご質問はこちらからお問い合わせください。